秋の尾瀬を歩く旅
2014年09月23日
職場の同僚たちと秋の尾瀬に紅葉を見に行きました。
尾瀬ヶ原の草紅葉を見ると、秋の尾瀬に流れる静かな時間の流れを思い出します。
秋の尾瀬を歩く旅
都心ではまだまだ残暑厳しい暑さが続いている中、群馬県の片品村では少しずつ秋が深まり、肌寒さも感じるようになってきた。
尾瀬戸倉から鳩待峠へ山道を縫うようにバスは進み、鳩待峠に到着するとその寒さは一段増したように感じた。
綺麗に整備された木道を進むと、至仏山の山容が木々の合間から見えた。
春の雪景色とはまた違う姿に季節の違いを感じる。
山の鼻ビジターセンターで休憩をとり、至仏山の登りに備えて準備を済ませる。
尾瀬の山小屋もあと数週間で閉まることを知り、冬の訪れがすぐそこにあることを感じた。
静かな尾瀬ヶ原では、黄金色に輝く草紅葉の風の音がはっきりと聞こえた。
何を撮っているのか(※木道の上です)。
標高を少し上げると木々が紅葉していた。標高を上げると心拍数も徐々に上がり、早朝の寒さが嘘のように汗が流れる。
森林限界付近にくると、濡れていたら登りずらそうな蛇紋岩が目立ち始めた。
至仏山といえば蛇紋岩。
草紅葉に輝く尾瀬ヶ原を俯瞰して見え始めた頃、山頂が近づいてきた。
山頂は寒いだろうということで、土鍋を持参して鍋パーティーを開催した。シングルバーナーでは不安定で危ないので、鍋用の低重心なものが欲しいところ。
山頂付近でも紅葉が最盛期を迎えており、上信越の山々を背景に紅く強く輝いていた。
小至仏山を通過して一気に標高を下げると、少しずつ暖かくなってきた。
無事に鳩待峠に降りてハイタッチ。
秋の尾瀬を歩いて
静かに揺れる草紅葉を横目に木道を歩く中で感じた静かさ。
秋晴れの中訪れた尾瀬には動植物の生命の活動は少なく、静まり返っているように感じた。
自然に生きるものにとってこの時期は、冬に備える準備期間なのかもしれない。
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そろそろ雪支度の時期ですね。
尾瀬の記録