初めての土地を巡る旅(2日目)
2014年01月03日(金)
「初めての土地を巡る旅」と題した年末年始の旅2日目となります。
前日は東京から岐阜県に入り、日本一の露天風呂を堪能した後、日本海を有する北陸地方に突入して冬の荒波を肌で感じました。
2日目は再び岐阜県へ。そして雪に閉ざされた「冬の白川郷」を初めて訪れるところから始まります。
2日目|冬の白川郷
ピリッと冷え込んだ2日目、朝食を食べてコーヒーを片手に出発。
目指すは岐阜県の山間部に位置する白川村にある合掌造りの集落「白川郷」。
北海道にいた時でも聞いたことがあるくらい知名度の高い場所。
白川郷に近づくにつれて、ハンドル操作の効かないほど路面が凍ってきた。
訪問初心者にとってはそこに辿り着くだけでも労を要すると感じてしまうが、集落に住んでいる人たちにとってそれは日常的なことであり、普通なのかもしれない。
白川村内に入ると見えてきたのは、北陸の名峰「白山」かな?
白川郷を眺望できる展望台があり、合掌集落を上から見下ろすことができた。
こうして見ると、周りが山に囲まれた山間の集落ということがよくわかる。
日が昇るにつれて雪が溶けてきたのか、もともと雪の少ないシーズンなのか、雪だるまが溶け始めていた。
白川郷の合掌造りの村自体は、観光地化されているけれど、同時に生活している住人がいることでも知られている。
見られながらの生活というのは、住んでいる人にとってどんな気持ちなのか。
屋根の角度から湿った重い雪を想像してしまうけれど、実際はどうなんでしょうね。
Patagoniaから配信された動画。
これを見る限り、山の中にはたっぷり軽いのが溜まっているように見える。
里山を登って滑って、白川郷泊まって、お酒飲んで、山登って滑り降りて、、、
「それを追求するための時間とエネルギーを費やす気があれば、それを満たすことは難しいが可能だ。」
時間、気力、体力、技量、資金、短い人生の中でその全てを費やして得られるものは自分の人生をより広く、深くしてくれるかもしれない。
そんな妄想をしながら白川郷を後にする。
道の駅に立ち寄り念願の飛騨牛を食べる。
これまで食べた国産牛(2種類くらい)の中で一番美味しい。
病みつきになる。
駐車場から見えるのは次の目的地、木曽御嶽山。
その7合目にある秘湯「濁河(にごりご)温泉」を目指す。日本でも高所に部類される標高1800mに湧く温泉がある。
いくつかある中で、日本秘湯を守る会の「朝日荘」に立ち寄ることに。
温泉を利用した床暖房の暖かさにすっかりやられてしまった。
この立地のせいか、入っていたのは数人だけだった。年始からここに来る人はあまりいないのか。
温泉からの途中、山の向こう側に白山が見えた。
「孤高の名峰」と呼ばれるだけあり、気品と気高さを離れた場所からでも感じ取れた。
チャオ御岳スノーリゾートは木曽御嶽山を眼前に見ることができるスキー場。
標高が高いため、春も営業している貴重なスキー場。
長野県木曽町にある九蔵峠から見た日の入り前の木曽御嶽山。
先ほどまであの山の中腹で温泉に入っていた。
山の形がアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロに似ているとか。
冬のどこか寂しい夕暮れとともに、車を東海地方へ向けて走らせた。
本日の宿は初の名古屋市。町の中心に向かって走る首都高のような道路の美しさは、車社会が浸透している名古屋ならではと感じる。
そして初のカプセルホテル。意外と心地良い。
荷物を降ろし、夕食をどうするかという悩みの中で、名古屋といえばB級グルメがいろいろ思い浮かんだが、金沢市発祥のチェーン店でカレーを食べた。
車に乗っているだけとはいえ、1日で日本海側から太平洋側まで縦断してきたため、身体も意外と疲れている。街を軽く散策した後、眠たい目をこすりながらそそくさと就寝した。
翌日は、初めての土地を巡る旅も最終日となり、最後のポイントとなる三重県へ向かう。
2日目の旅の軌跡
前日の旅の記録