NAMARA TriP

なまら旅して、なまら撮る

初めての土地を巡る旅(最終日)

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 2014年01月04日(土)

 「初めての土地を巡る旅」と題した年末年始の旅3日目となります。

 前日は金沢市から白川郷を中心に温泉とグルメを堪能し名古屋市まで来ました。

 最終日のこの日は三重県にある伊勢志摩へ向けて出発しました。

3日目|伊勢志摩スカイライン

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 早朝、運転が荒いことで知られる名古屋市内を抜け出し、三重県へ向かった。

 僕らが向かったのは、今年おかげ年の伊勢神宮。の横から伸びる山岳道路、伊勢志摩スカイライン

 伊勢神宮への参拝客による大渋滞に巻き込まれながらもなんとかスカイラインに入ることができた。

www.sankei.com

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 伊勢志摩スカイラインは、伊勢と鳥羽を結ぶ山岳道路であり、伊勢平野と大小様々な大きさの島を有する海が見える展望台がある。晴れていれば、海に向かって走る爽快なドライブも可能。

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 山頂付近には、伊勢神宮奥の院があるが、参拝客はほとんどいない。

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 伊勢神宮の参拝は混雑するから、奥の院に行った方がいいね!とはならないみたい。

 再び車を走らせ、スカイラインを鳥羽方面へ向けて進む。

 この先にある志摩市は、気候なのか元々の文化なのか、どこか南国風の雰囲気があった。志摩といえば「志摩スペイン村」の名前をよく耳にするが、なぜここにスペインをモチーフにした施設を作ったのか。

志摩スペイン村開発計画にあたっては、自然環境の保全を原則に、基本理念を「こころの再発見」におき、テーマをスペインした。

バブル崩壊の社会情勢から「もの」から「こころ」へ。経済優先からゆとりという流れの中で、「伸びやかな空間のなかでゆったりとした時間を楽しく過ごす」ことのできる場所が求められるとし、これをスペインの人々のゆとりやおおらかさと、スペインの大地の豊かさ。これらの体験、共感を通して、「人間らしさの回復」や「こころの再発見」をすることを全体コンセプトとした。参考:Wikipedia 

 最終目的地へ向けて、南国の暖かい風を感じながらパールロードシーサイドラインを走る。(冒頭の写真)

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 午前14時02分。

 最終目的である安乗岬(あのりみさき)に到着した。四角い灯台は全国的にも有名らしい。

 なぜこの場所を最終的な目的地にしたかは覚えていないが、時間的にここで引き返さなければ、東京に戻るのがかなり遅くなることが大きな理由だったはず。

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 灯台の中に潜入する。(有料)

 展望台は立っているのが大変なくらい強風が吹きつけていたが、どこまでも続く水平線を見渡すことができ、地球が丸いことを再確認できた。

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 帰る前に腹ごしらえ。

 伊勢志摩の的矢湾で採れた牡蠣は全国的にも有名であり、「的矢かき」として三重県のブランドにも認定されている。道中にも生牡蠣を宣伝しているお店があった。

 定食が好きなので、カキフライ定食を食べてみた。

 産地直送で鮮度が良いため、生牡蠣の新鮮さがフライの中に閉じ込められていた。

 この旅2つ目の絶品料理を堪能し、東京へ向けて帰ることにしたが、中部地方の帰省渋滞にはまり、東京の自宅には深夜の到着となってこの旅は終わった。

 

初めての土地を巡る旅を終えて

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 年を重ねるにつれて「初めて」という経験は減っていくと思います。

 僕の祖父の話ですが、昔、北海道でタクシーの運転手をやっていたこともあり、定年退職してからみんなでどこかへ行こうという話になっても、「仕事でほとんど行ったからもういい」と言っていた。経験は無駄にならないが、その分失うものもあるみたいです。

 子どもはなぜ大人が見向きもしないような些細なことに感動するのか?

 子どもにとっては、その全てが「初めて」だから感動するのでしょう。

 きっと一度きりの人生における「初めて」という行為はとても貴重なことであって、それでいて刺激的であり感動的なのではないでしょうか。

 この旅で得られた充実感は、観たことがない景色、食べたことがないもの、入ったことがない温泉、と全て初めてのことばかりだったことが大きいかもしれません。

 大人になった今でも、子どものように感動する気持ちを忘れないでいたいと強く思う旅でした。

最終日の旅の軌跡

 

前日までの旅の記録 

free-traveler.hatenablog.com

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