年越しの白馬村(後半)
2015年末年始。
白馬村で過ごした年末年始の後半です。
後半は岩岳から始まり、小谷村に入り、最後に日本海へ行ってきました。
そして、年越しを車中で迎えるとは数年前には考えもつかなかったです。人間変わるものですね。
前半
最初の2日間の記録です。
3日目|大晦日
2015年12月31日。
快晴が続く白馬村。本日は白馬岩岳スノーフィールドに来た。白馬村では大晦日でも皆滑るのが普通なのか朝から賑わっていた。
モーニングファーストラン。
白馬村に向かって滑り降りる。例にならって岩岳も上部エリアのみの開放となってる。そろそろ降雪が欲しい。
小谷村方面に目を向けると一際大きな山が見えた。以前訪れた雨飾山か。
コースがそんなに空いていないが人は時間とともに増えてきた。
時間もあったので、ビンディングを付け替えてグーフィー(右足前)にしてみた。想像以上に乗れず、リフトから降りるのも一苦労した。こんなに違うんだ。
気温が高く結構汗をかいたので、岩岳の麓にある温泉へ向かった。白馬村の温泉は安い。
温泉後はコーヒーブレイク。毎日おいしいコーヒーと優雅な時間を過ごしている。店主は名古屋から移住したとのこと。
日が沈む前に小谷村へ向かった。
大晦日のカウントダウンのタイミングでコルチナスキー場で花火が上がると知ったので、仮眠して待っていたが、夜になるとこの旅初の雪が降り注いできて何も見えなかった。明日の雪が楽しみだ。
来年もよろしくお願い致します。
4日目|新年と新雪
2016年1月1日
新年あけましておめでとうございます。
目が覚めると車が雪で覆われていた。駐車場でそのまま寝てしまったため、除雪の邪魔になっていた。申し訳ありません。
除雪ということは、相応に雪が降ったということだ。善は急げ、白馬乗鞍スキー場へ向かった。
コルチナスキー場の隣に位置する白馬乗鞍スキー場(通称、ハクノリ)は、白馬小谷エリアの中でもローカルが通うことで知られる穴場スポット。
雪質はコルチナと同等なため、地元の人は降雪のあるときは外国人の多いコルチナを避けてハクノリに来るらしい。
久しぶりの降雪。最初の1本がこの旅一番の思い出になった。
コンパクトで奥深いハクノリの魅力に終始取り憑かれひたすら滑り続けた。
ハクノリにも少しだが海外の人がいた。
若栗温泉「乗鞍荘」で立ち寄り湯。乗鞍荘はこの土地の時間の流れを表すような旅館であり、この旅で一番印象に残った温泉となった。源泉の湯が溢れんばかりに流れていた。
食事と就寝のために白馬村に戻ってきた。
今日は糸魚川線が見れた。この場所が気に入った。
八方池山荘に伸びるグラードクワッドリフトが、とても危なっかしい場所に建てられているように思える。
旅も4日目になった。身体が旅に順応するのは4日目からとよく言うが、車で寝るのも馴れてきた。そんな旅も明日で滑るのが最後となった。
白馬村の最後は満天の星空で終えることができた。
5日目|日本海へ
2017年1月2日
この旅最後に滑るのは小谷村が誇るリゾート、白馬コルチナスキー場にした。
一度は泊まってみたいと思う高級感のあるリゾートホテルとパウダースノーが人気で海外のゲストが多数来ている。
前日の降雪もなく、お尻が痛くなるアイスバーンを軽く滑り終え、車内に板を片付けた。
コルチナスキー場から少し移動し、姫川沿いにある来馬温泉を訪れた。地元のおじいちゃんが静かに湯に浸かっている以外誰もいない。
とても静かだ。小谷村には良質な温泉が多いと感じる。
ここから小谷村を抜けて日本海へ向けて車を走らせた。
糸魚川市にある日本最大のヒスイ海岸。
ヒスイが落ちてないか探したが、そう簡単には見つからなかった。
白馬村では山に隠れて夕陽があまり見れなかった。このときも雲に隠れてしまったが、海で見る夕陽は綺麗だ。
日が沈み、小谷村を抜けて白馬村に戻り、最後の夕食を済ませた。
最終日|初詣
2017年1月3日。
前夜、長野市内まで移動した。長野市といえば全国的に有名な「善光寺」に以前から一度行ってみたかった。ここでやっと初詣をすることができた。
こうして5泊6日の旅に終わりを告げた。長いけど充実した旅だった。
白馬で過ごしてみて
「HAKUBA VALLEY」
そう呼ばれる通り、白馬は山に囲まれた谷のような場所にあり、雪深くなると陸の孤島のような存在になります。そんな場所で今回車で移動しながら数日間過ごしました。
海外の影響による変化の大きい白馬村。古くからの時間が残る小谷村。それぞれの良さを感じることができ、長く滞在することで目立たない部分も見えたように思えました。
そして何より、こんなに車の中で過ごしたことはありませんでした。またいつか機会があれば、板を積んで何日か寝泊まりしながら滑りたいと思います