十勝岳温泉 湯元凌雲閣(北海道) 〜上富良野町のシンボル、十勝岳から湧き出る道内最高地の湯〜
凌雲閣は「雲を凌ぐほど高い」という意味があり、十勝岳温泉の最奥にして北海道で最も高所に位置する全国的にも有名な温泉です。
標高1,280mの露天風呂から観る山岳風景と雪景色は格別です。
では北海道の温泉旅スタートです。
十勝岳温泉凌雲閣の記録
前日、仕事終わりの東京を急いで抜け出し、成田空港から旭川空港へひとっ飛びして友人のタマと合流し旭川市内で1泊しました。
翌朝7時に旭川市内を出発しました。
道路はとても綺麗に除雪されており、問題なく走ることができます。
標高1,280mから観た上富良野町の街並です。
ミニチュアみたいでした。
空気が澄んでいて風もなかったのでとても静かでした。
駐車場は大型除雪機で除雪されていたので余裕で駐車できました。
駐車場横の木に雪が付着して樹氷状態になってました。
このとき車の気温計を見ると−18℃でした。
日帰り入浴は大人¥800、入浴時間8:00〜20:00までとなっており、意外と朝早くから営業してます。
朝一くらいで入りたかったのでちょうど良かったです。
受付はごちゃごちゃしてました。
お風呂は右の入口から階段で下に降りて行くとあります。
お風呂は東向きで日差しが浴室を照らしていました。
男性用内風呂は左に大きな岩があるのが特徴です。
湯が熱すぎてタマが入るのを躊躇しています。
内湯のさらに奥のドアの向こう側が露天風呂となっています。
露天風呂からは富良野岳?が目の前にそびえる絶景を眺望できます。
この時間は朝日が眩しすぎてサングラスがないと目を開いていられないくらいでした。
湯の温度は少し低く、長湯できます。
浴槽は二段になっていましたが一段下は雪が混入しているせいかとても冷たく入ることができませんでした。
十勝岳温泉泉質はカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉(茶色)と酸性(透明)の2つの湯を楽しめます。
目も馴れてきた頃、山を観ているとなにか動いていることに気づきました。
「……人?」
どうやら登山家のようです。
雪崩で遭難していないか心配です。
圧巻です。
下界では観れない景色ばかりでとても感動しました。
雪が舞った瞬間、日差しとの兼ね合いでダイヤモンドダストが観れました。
自然の青と白のコントラストは心が躍ります。
と思ってる暇もないくらい寒いのですぐに車へ戻りました。
鼻毛が凍ります。
来た道に向かって再び走り出すと人がいた。
しかも自転車付きです。関心します。
上は−18℃もあるのに自転車で登ってくるなんて全くもってクレイジーだぜ。
上富良野方面へ向かってどんどん降りて行きます。
昼ご飯を食べに富良野市にある「唯我独尊(ゆいがどくそん)」という店に行きました。
富良野駅のすぐ近くで周りはコンビニや住宅や郵便局など普通の建物があるにも関わらず、唯我独尊だけなぜか山小屋風の建物になっていて周りとの景観の違いに驚きます。
店の中は壁一面に来店客が刺していったであろう名刺がたくさんありました。
店内は木のぬくもり満点 で北海道を形で伝えたようなデザインでした。
唯我独尊名物「自家製ソーセージ付きカレー」1100円を注文しました。
このお店、『ルールルル』と言うとご飯をお替わりできます。
『北の国から』のセリフから来ています。
さすが富良野です。
昼飯も食ってあとは実家に帰るだけ。
と思ってたけど富良野に来たなら寄っていこう。
美瑛町(びえいちょう)です。
美瑛の丘は広大なじゃがいも畑やきれいに並んだポプラの木、丘に並ぶ牧草ロールなどがアクセントとなり数々の写真集やCMで使われ、まるで絵画を観ているような風景が至る所にあります。
美瑛の丘を目的に北海道を訪れる人も少なくありません。
「マイルドセブンの丘」
タバコの銘柄「マイルドセブン」のCMで使われたことでこの名が付いたそうです。
雪で覆われた緩やかな丘の上にカラマツが寄り添って立っている姿はとても神秘的でした。
このとき自分たちの他に中国人らしき人が数名いました。
遥々ご苦労様です。
数時間後の夕景はもっとキレイだそうです。
自分は今回冬に訪れましたが、美瑛を楽しむならやはり夏だと思います。
次は夏に来たいと思います。
さて帰るかってときに、狐かと思って寄ってみると、なんてことはない首輪のついた犬でした。
朝来た道を戻りました。
旭川駅でタマとは別れ、自分は実家まで都市間バスに揺られて半年ぶりの帰省を無事に終えました。
十勝岳温泉凌雲閣のまとめ
北海道で20年間生活していたけど十勝岳温泉湯元凌雲閣のような高所で山岳景色を楽しみながら湯に浸かれる温泉は初めてでした。