GW東北遠征(二日目)(東北)〜雨と雪を同時に体験するGW、平野広がる未開の秋田県〜
2013.05.03(金)
前日の疲れも盛岡駅前のカプセルホテルでぐっすり眠れたことでとれました。
GW東北遠征 一日目 〜東北地方への初進出、岩肌に囲まれるワイルドな入浴〜
当初の予定通り八幡平へ向かおうと、朝のテレビの天気予報を見ながら思っていたら、なんと雨。
山の天気は変わりやすい。
きっと行けば天気も良くなるかもしれないと思い、スマートフォンを駆使して確認しました。
「路面凍結のため八幡平アスピーテライン通行止め」
天気には勝てない。しかし悲しい。だが前を向こう。
ということで本日の行程は、
1、乳頭温泉郷で朝風呂
2、秋田県のにかほ高原で鳥海山を観る
3、日本海まで出て十六羅漢岩を観る
4、山形県で宿泊
二日目は下道で約380kmあります。ほとんどが秋田県内ということもあり楽しみです。
姥湯温泉のような失敗を繰り返さなためにも、出発前に乳頭温泉郷の秘湯宿「黒湯温泉」に電話をして確認しました。路面等もなんの問題もありませんと言われたが、
「雪降ってんじゃねーかよ!」
秋田県に住んでいる人にとってGWの降雪は普通なんですね。
------ AM08:50 黒湯温泉
乳頭温泉郷には、秘湯がいくつかありますが、黒湯温泉はその最奥にあります。
乳頭山への登山口にもなっています。次ここへ来るときは、秋田駒ヶ岳を登山するときかな。
一番風呂で混浴に突入。
他にも客がいましたが、先に男女別の風呂へ行ったみたいです。
露天風呂もあります。
タオルを忘れたので、ケロリンを片手に持ちながら出ました。
混浴にも少しずつ人が増えてきたので、男女別の風呂へ移動することにしました。
一度着替えて少し歩かなければならないのが難点。
黒湯温泉の泉質は単純硫黄水素泉と酸性硫黄泉だそうです。
どちらも硫黄系に変わりはないが、何が違うのかわかりません。
湯の温度が結構高めで、あまり長く入ってられませんでした。
自炊棟なるものがありました。黒湯温泉は湯治(とうじ)という治療目的で訪れる客が長期滞在することができるようになっています。
そのため、宿も必要最低限で落ち着く空間を提供しているとか。
大人¥500です。
GW後半だと言うのに、まだまだ冬景色です。これが秋田スタンダードなんですね。
黒湯温泉をあとに、仁賀保高原へ向かう前に田沢湖(たざわこ)に寄りました。
田沢湖は、最大深度が423.4mで日本一深い湖になるそうです。そのため、冬でも凍ることがないそうです。
田沢湖のシンボル「たつこ像」と秋田駒ヶ岳が観えるはずですが、あいにくの天気で山が隠れてしまっています。
田沢湖から約3時間、国道をひたすら走り秋田県にかほ市まで来ました。
仁賀保高原から観る鳥海山が美しいとのことで、曇り模様ですがとりあえず来てみました。
高原の道を走っていると、観光向けの牧場がありました。
アイスクリームをひとついただきました。牧場なだけあって美味しかったです。
牧場を後に、にかほ高原ひばり荘というところに来ました。
中は展望台と休憩施設のようになっていました。客は自分たち以外誰もいません。
このとき、風が強くてGWとは思えない寒さに驚きました。ひばり荘でストーブを焚いていたので。暖を取らせてもらいました。
ここから観る鳥海山が綺麗と聞いたので来てみたのですが、厚い雲に覆われて全く観えませんでした。
この時期の鳥海山付近はこういう厚い雲に覆われることが多いみたいで、下界の天気が悪いとき、鳥海山の山頂付近は雲の上で天気が良いことが多いそうです。
「鳥海山」
とても興味が湧いてきました。いつか登ってみようと思います。
にかほ高原から酒田市方面へ向かう途中、「十六羅漢岩(じゅうろくらかんいわ)」という日本海の海岸沿いにある名所に立ち寄りました。
日本海の荒波で命を落とした漁師たちの供養と海上安全祈願の意味で作られたそうです。
十六羅漢だけれども、全部で22体いるそうですが、そんなにいたかは覚えてません。
日本海の荒波に立ち向かおうとしているみや。
この辺は風力発電が流行っているみたいですね。
よじ登るみや。
自分は普通に階段を使いました。
なんと東北の日本海沿岸で北海道ソフトクリームが売っていました。
怪しいから買わなかったけどね!
みやが平田牧場というところに寄りたいと言うので、酒田市内で少し寄り道しました。
三元豚・金華豚で有名な酒田市に本社を置く平田牧場。
みやは、実家に三元豚を送っていました。
ここからは、山形市まで一気に行きました。途中月山という山の近くを走ったのですが、月山は夏でもスキーができることで有名で、お盆もギリギリ滑れるくらいの豪雪地帯だそうです。
山形市内の宿に行く前に腹ごしらえをすることにしました。
事前に調べてあった店なんですが、名前を忘れました。「大衆 イタリアン」で探せばヒットするかもしれません。
量も多く、家族連れやカップルとまさに大衆的な感じでした。男2人は自分たちだけでしたけどね。
宿に着いたら温泉に入って、すぐに次の日に備えて眠りにつきました。
///GW東北遠征二日目 感想///
二日目を無事終えて走行距離も1回の旅では過去最高のものとなってきました。
ゴールデンウィークの東北の山奥は、まだまだ冬景色ということに朝から驚きましたが、そんな中でも懸命に生活をして営業している秘湯の雰囲気が、自分は好きです。
初めての地を車で周る楽しみを最高に味わうことができた二日目でした。
翌日は、山形県が誇る名峰にして観光地「蔵王温泉(ざおうおんせん)」を訪れる予定でしたが、ここでもハプニングが発生するとは、このときは知る由もありませんでした。